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せかんどほーむ代表 兼 てらこや講師の渡邉です。
今回は「てらこや」立ち上げの経緯や想いをお伝えさせて頂きます。
せかんどほーむは2016年9月に開業し、2017年4月からメイン事業となる学童を立ち上げました。
(学童立ち上げの由来はこちらから)
当初の事業計画ではいわゆる「塾」を運営する予定ではありませんでしたが、学童で複数のお子様をお預かりしている中で「習い事に追われ、お疲れ気味の小学生の現状」を目の当たりにする一方で、「のびのびしているものの、低学年から学習(特に算数)が危ういケース」が散見されることに気付きました。
多くの同世代の保護者がきっと思っている通り「小学生のうちから落ちこぼれるということはまずないだろう」「小学生からの塾通いは早い」と思っていましたが、宿題を見ているだけでも危機感が募ることも。
同時に意外と多くの保護者の方が、お子様の現状を認識しておらず、小学生の学校の宿題も高学年の算数になってくると教えるのが怪しい、結果、中学校に入ってから順位を見て現実を目の当たりにする、ということもわかりました。
学童の方針で「帰宅までに宿題は基本終わらせ、丸つけまで済ませておく」というミッションがある為、通っている間はいいとしても、この子たちが学童を卒業したらどうなるのだろうか?
この低学年のうちに基礎を取りこぼさないように、より効率よく進めていくにはどうしたらいいのだろうか?
など、数々の疑問と課題が浮かびました。
大学生の頃には塾講師のアルバイトの経験もあり、基本的な学習は指導出来ますが、プロの講師ではなく、具体的なノウハウがなかった為、このままではいけないのでは?という想いから、学研教室の指導者となることにしました。
これが2018年3月の出来事です。
それから数年。
指導者として、そして母として実子に教えていく中で、通塾回数や教材の規定など、今度はフランチャイズであるが故の制約、というのも自分の中での課題になりました。
そしてコロナに見舞われ、移転を決意したタイミングで、一旦、リセットし、個人教室として運営を切り替えることにしたのです。
上記の経緯により作り上げたのが「オーダーメイドの学習塾」です。
★進んでいても遅れていても、その子のペースに合った進度で進める無学年方式
→難しすぎたり過剰な量は学習意欲も自信もなくなり、逆効果です。
★自分で勉強が出来るようになる自立型学習
→言われたことだけやる、習ってないから知らない、ではなく、自分でわからないもののは調べて解決する力を身につけます。
★教科や教材は自由。学習の目的やご家庭の状況にあったものを使用します。
→面談にてご要望を伺い、体験学習時に課題を確認し、妥当な教材や指導方針をご提案します。
既に通信教育をされている場合はその教材をベースに対応でも構いません。
また、中学受験塾の補習としてテキストを持ち込まれても構いません。
★一人で目が行き届く範囲の少人数制
→代表者以外の講師もおりますが、全員の学習状況が把握できる人数しか受け入れません。
子どもの学力、特に中学受験の予定がない小学生の子どもに勉強の意味と目的を教えながらの学習は正直、なかなか難しい部分があります。
しかしながら、絶対的に必要な最低限の学力は必要です。
ただの丸暗記や作業としての解き方を覚えるだけでなく、出来るだけ勉強は(分かれば)楽しい、という経験を通して、生きていく上で必要な力を身につけて欲しいと願っています。
【最後に…】
お世話になった学研教室自体の指導方針、教材、カリキュラムはとてもいいものだと、今でも思っており、(矛盾しますが)比較的、指導者の裁量にゆだねて頂ける部分もある為、大変貴重な体験をさせて頂きました。
また研修を通して感じられた、会社の雰囲気や他の指導者の方々とのディスカッションなど多くの勉強の機会を頂いたことは大変感謝していますので、今でもご案内させて頂いています。
この場をお借りして、改めて関係者の皆様には温かい対応を頂いたことに感謝申し上げます。