行徳に移転し、あっという間に1年が過ぎました。
日常に追われ1周年記念!というのもすっかり忘れておりましたが(苦笑)
年末を機にまずはこども食堂について、ちょっとだけ振り返りたいと思います。
2020年11月の移転で行徳へ移るなどありましたが、せかんどほーむ主催のこども食堂としては
2016年9月妙典での初回開催から早5年が経過しました。
途中、コロナの影響により開催できない月もありましたが、行徳移転後は月1回から週1回の開催にし、
行徳こども食堂としても1年が経過しました。
これも近隣及び関係者の皆様のご理解とご協力の賜物と深く御礼申し上げます。
特に行徳に移転後は近隣の皆様から食材等のご寄付を頂くことが増え、
皆様の温かいお気持ちに大変、感謝しております。
さて、よく「(子ども無料なのに)どうやって運営しているの?」と聞かれますが、
この活動は基本的にボランティア活動です。
人員はせかんどほーむのスタッフの他、少数のボランティア又は当日の参加者の方にお願いしています。
それから資金源は皆様からのご寄付や財団法人などが主催する助成金(これが大きいです)などが主になりますが、
常にあるものではありません。
現在は市川こども食堂ネットワークもしくは行徳こども食堂独自で助成金などに採択頂き、
その資金を受けて運営しています。
今年度は目途が立っていますが、来年度についてはネットワーク全体で考えても未定の状態で
現状通りの運営は難しくなるかもしれません。
(こちらはネットワーク代表としても現在、来年度予算案等を勘案している最中です。)
また、こども食堂は開催者の意向により貧困に手を差し伸べたい、地域コミュニティの活性化を目指したい、
またはその両方など、主催者の意向により若干、方向性は異なる部分もありますが、
行徳(旧・妙典)こども食堂は元々、せかんどほーむ代表がこの事業を立ち上げる前に
フルタイムで働いていた時、新聞でこども食堂の記事を読み
『こんな場所があったら子どもが留守番の時に一人でご飯を食べなくていいのに…近くにあればなぁ。』
と思ったのがきっかけであり、「孤食をなくしたい」というのが発端です。
現在でも「こども食堂=貧困」というような図式がまだまだ払拭しきれない側面も垣間見ますが、
運営者側としてはそのような意図は全くありません。
地域のコミュニティとして存続し、子どもたちがもし今後、何か困ることがあったら思い出し
気軽に立ち寄ってもらえれば…というような観点で考えていますので、遠慮なくお越しください。
※せかんどほーむは「かけこみ110番」の拠点にもなっています。
現状はコロナで施設内飲食が難しので、なかなか本来の施設内飲食の形には戻せませんが、
貧困問題や子どもだけでなく孤立の問題など、社会には様々な問題があります。
どうせやるのであれば、色々な問題を解決したい、という意図で社会情勢に応じた体制で
運営をしておりますので、今後も状況により何かしら形を変えることがあるかもしれませんが、
引き続き、関係者の皆様へはご理解とご協力を賜ります様、お願い申しあげます。
なお、現行の子ども優先お渡し、大人の参加者の方からご協力を頂く運営につきましては、今後も継続していく予定です。
もちろん自発的にボランティアへ志願頂ける方がいらっしゃいましたら、
参加者からのボランティア募集はなくなるかもしれませんので、
いつもでなくても今日なら!ということがありましたら、時間前(17:50頃)に施設内にお越しください。
なお、現在、ネットワーク以外にも行徳こども宛にご協力頂いている事例としては…
☑お菓子、お野菜、お魚、現金などのご寄付(法人様、個人様多数)
☑お弁当をご提供頂いている飲食店(ピザーラ浦安店様)
☑お弁当をこども食堂用にアレンジし、安価でご提供頂いている飲食店(支那そば 分田上様)
☑募金箱を設置頂いているお店(テン ハーフ様)
など、多くの方のご厚意で成り立っています。
(せかんどほーむスタッフが仲介してくれた店舗も複数あります!ありがとうございます!)
なかなかご利用頂いている皆様からご協力者様に感謝の意を伝える機会がなく恐縮ですが、
皆様、感謝の気持ちでいっぱいですので、引き続き、ご支援の程、宜しくお願い致します。
また、ご利用の皆様におかれましても、建物のオーナー様、管理会社様はじめ、
近隣の皆様のご理解、ご協力のもとで成り立っている活動とご理解いただき、
参加時のマナーにはお気を付け頂ければ幸いです。
最後に、本活動に興味をお持ちいただき、体験しに来られる学生さんや
卒業論文の参考にしたいので話を聞かせて欲しい、など大学関係者の方からの
要望も毎年数名、ご連絡を頂くようになりました。
学生時代からこのような活動に興味、関心を持たれるとは…と私自身も感心しておりますので、
ご要望がありましたら、お問い合わせフォームからご連絡ください。
可能な限り、ご協力させて頂きます。
来年も引き続き、本活動に取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
せかんどほーむ 代表 渡邉